2021年8月26日木曜日

桃嫁茶話マンガ版6-0


前回から5か月もたっちゃいましたが…
第六巻 



最後です。消化しなくちゃならないことてんこ盛りで結局無理だろ、ってんで、本編最終回はハナッから既にコミックスにした時「描き足す」つもりで作ってました。これまた反則…なんですが(-_-;) 

この6巻をまとめる時、Tは「漫画1本分位ページが足りないけど、どうしましょう?」といってきた。…そう、彼は未収録の読みきりが一本のこっていることを知らなかったのでした…。あんたが担当した回ですぜ!? Tのキャラ知ってるから驚かなかったですけどね。

ちなみにこのT氏は某誌編集長にまでなったようですが、ある問題を起こしてもう小学館にはいないようです。いろいろあったのだろうなあと邪推します。

アニメの打ち上げで「漫画も終わっちゃうんですか!?」って驚かれたけど(マンガが人気があってアニメになるヤツってのは当然アニメ終わっても漫画は続くものですからね)、ピーチってのはアニメ企画から始まったものだったので。終わった段階でOVA展開は決まっていたのですが、オリジナルビデオは「ちゃお」編集部では「カウント」されなかったようです。確かにターゲットは小中学生の女の子ではなかったですが。 

ドイツ版OVAジャケット


パンツ見せても戦うわ」だし、武器は銃だの鞭だのだし、男はほとんど添え物だし、バレンタイン回はかなりアレで、その回のセル画が2008年ドイツフランクフルト映像博物館で開かれた日本アニメ展Anime! High art Pop Culture)の18禁部屋の入口に展示されるくらいで、はなっから女児は相手にしていなかった。まあ女児はビデオやLD(DVD前の時代)買わないですからね。
エッチだけど、子供に見せてはいけないほどにはエッチではない、このセル画が「ピンクボックス」(エロアニメエリア)の入り口に掲げてあるのだ(笑) このセルはまさにその入口に展示するのにピッタリなのだとか。



富田さんはセカンドシーズンとして「花嫁修業編」を考えていたそうです。「さしすせそ」がどうとか…。企画通らず、残念!(「とっとこハム太朗」の河合先生とそのあと1本やってましたが、花嫁修業のネタはそこに応用したそうです) 実現していたら一体どうなっていたんだろう…。私としてはセカンドシーズンがもしあるとしたらスカーレットの彼氏をどうしようという事にフォーカスしてたと思います。彼女をようすけと絡めてもみたかった。ぎこちない関係から始まって、さてスカーレットはどうやって心を開いていくのでしょう…?みたいな。殆ど口きかないで終わってしまいましたからね、この二人。


パナ魔くん
「ちゃお」誌上でいつだか(アニメ後半頃かな)やった企画で、「邪魔ピーのお友達を作ろう」ってやつ。キャラのイラストと、能力を書いて葉書を送れというのだ。で、「最優秀作品はマンガに登場しまーす」って、私は記事を見るまでそんな企画あることすら知らなかったのでした。で、「谷沢直先生審査」なんちゃって、別に審査もせず、最優秀賞の葉書を見せられて、「これでお前が構想を練っているカットを描け」といわれましたとさ。  
           
で、受賞者を発表したら、それっきり。Tは、どうやって登場させようとも、いつ出そうかとも、何も言わない。それどころか、その頃ピーチは既に最後の流れに入ってて、シリアス一直線。お邪魔族の新キャラ、しかもこんなフザけたヤツ出せるわけない(これが悪いって言ってんじゃないですよ。アニメか…せめて学年誌ならね。「ちゃお」なんか連載初期だって「おまん魔」も「ぱじゃ魔」も出してないのに、企画自体無理あるでしょーもん?) 

でもさ、だからといって放っとくわけにはいかない。多分その子は学校で友達とかに「あたしの作ったコレがマンガに出るのよ」とか言ってるはずで、嘘つきにしちゃうし。しょーがないからこういうことにしました。「がんばれ!ももP」の代わりにパナ魔くん。彼女が単行本を買っていなくても、それは彼女の責任なんだから宜しい。…わきゃないが、重ねて言うが、しょーがないじゃん。
正直6巻はキチキチだったから、余分なページがあるなら他に使いたかったんだが…。T?前も後も何も言わないよ。すっかり忘れてたんでしょう。それに単行本なんか見てなかったんじゃないかな?台割りもしてないし。


でもね、このとき最終選考に残ったイラストのカラーコピーをもらったんだけど、それをその辺にうっちゃらかしといたら08年にコペンハーゲンのルイジアナ美術館でやった子供向けのまんがワークショップで「日本の読者はこんなマスコットキャラクターを考えます。皆さんも作ってみましょう」ってので、例として使えたのでした。何が役立つか分からんもんだねー、断捨離なんてしちゃいけませんね。で、紙の山に埋もれてる私(笑)ピーチのシナリオまで残っていたのには我ながら驚きでしたが。






CoffeeParty2021プロジェクトメンバー募集

2020年も無事に新刊(Vol.9 ) 発行でき、11月のCOMIYIAで頒布することができました。売れてないのに細々でも続けていられるのは支えてくださる皆さんのおかげです!そしてだいぶん遅くなりましたが、今年もプロジェクトは動きます。参加してくださるメンバーに向けて詳細の発表です。ほとんどいつもと同じですが。


新刊「失われた珈琲を求めて」9
ついに10年目に突入です。

CoffeePartyとは?
谷沢直がフランス人のSaeko Doyleと発足させた同人誌グループで、2012年から、年一回、秋のCOMITIA合わせで「失われた珈琲を求めて In Search of Lost Coffee」という同人誌を発行しています。Saekoは2014年を最後に抜けて、以降は谷沢が主宰しています。参加メンバーはインターネットを介してつながる緩いもので、毎回参加者を募り、国内外からの有志で本を作っています。同人誌はメンバーも各自頒布できます。

参加方法

こちらまでメールでお声をかけてください。とりあえず手を挙げるということで、ページ数が未定でもいいです。 yazawanet@yahoo.co.jp 件名に" Coffee Party 2021 "と入れてください。参加の意思と、名前(ペンネーム)、あればFBやTwitterのアカウントを記入してください。

参加者についてはCoffeePartyのFBページで随時アナウンスしていきます。

参加表明された方と、DropBoxでフォルダをシェアします。原稿はそこで共有していただくことになります。

1Pから参加可能。ページ当たり600円を負担して頂きます。
5ページ以下の参加者には5冊、それ以上の人には10冊贈呈いたします。

ページ数の締め切りと、実際の原稿の締め切りとがあります。
他にコメントページと裏表紙にカラーカットを寄せていただきます。(本文はモノクロ)
コメントやカラーカットのサイズ、締め切り日など詳細は参加者が出そろった段階で決定、お知らせします。

ページ数プランの締め切り 10月15日
実際の原稿締め切り    11月15日(アナログの場合は個別相談受け付けます)
例年秋のCOMITIAに新刊を当てていましたが、今年は諸々スケジュールが乱れているのと、私個人の仕事が困ったことになっているのとで、秋は見送って、繰越申し込みの冬コミに合わせることにしました。コロナで冬コミが流れた場合は、翌年最初のCOMITIAにします。
    



内容
シリーズのメインキャラクターに関わるお話・イラスト。少なくとも主役のクロワッサンとエクレア、どちらか一人は必ず取り上げること。お菓子の名前のオリジナルキャラクターも可。できれば地域色豊かなもので(笑)基本、クロワッサンのように、頭がお菓子になります

イラスト、4コマ・8コマ ミニマンガ、マンガ―ページ数の制限はありません。コミック形式でもマンガ形式でもOK。共通語は英語になります。できない場合は日本語でOK。後から私が英語字幕を付けて、メンバーのネイティヴがチェックします。字幕のために、吹き出し内の文字スペースに若干余裕を持たせてください。

最初のページに名前とタイトルを記載してください。こんな感じ。

クロワッサンって?

バックナンバーをこちら(ピクシブ)から無料でお読みいただけます(日本語・英語版があり) In Search Lost Coffee on the web. (Vol.1と2)
Vol.3(FB album)    Vol.4  (FB Album) 英語版のみ

フォーマット
クリスタかコミスタの場合 A4デフォルトの設定で(仕上がりB5サイズ)600dpi 白黒設定グレーレイヤーはモノクロレイヤーに変換するか、トーン化してください。
(今までは1200でしたが、環境によっては難しい人もいるので、600dpiに変更しました)

コミスタ、クリスタファイルのままでシェアしてください。ただし、テキストレイヤーは統合してラスタライズしてください。フォントがこちらにない場合、字のバランスが元と違ってしまうことがあります。テキストレイヤーを一つのフォルダにまとめて、それを統合(元のフォルダーを残す)することをお勧めします。

それ以外のアプリケーションかアナログ原稿
デジタル化した上で、最終形で入稿してもらいます。TIF 600dpi 154㎜Ⅹ216㎜ 二値(上下左右3㎜は裁ち落とし分)

参加方法

不明点などありましたらCofeePartyのFBページへのメッセージ、あるいはメールでご質問ください。

リレー漫画
Vol.6からリレー漫画を再開させました。こちらも参加者を通年で募集しています。
ピクシブからお読みいただけます。今回はMarkが引き続き第三章、その次が私の予定。来年、Vol.8でリレーマンガに加わっていただける人、常に募集しております。興味のある方は、今回の参加とはまた別件でご連絡を。
サンプル(Vol.6)

こちらは締め切り日に関わらず、通年で活動しています。4-8ページほどを各自担当して、ネームまたは完成原稿で前の漫画を引き継いで、次を制作するという形になります。(ページ数の上限はありません。今までの最高はMarkの16ページです)

現在私の方でHPのアップデートができない状況になっているのですが、通販は受け付けています。
通販はこちら