2012年12月27日木曜日

ゴハンのねだり方

もうウチのアパートダメです。猫でボロボロ。

去年までは寝るまで仕事部屋にずっといたんだけど(TVとかもあったし)
今はTV壊れてるしノートPCとかタブレットとか持ち込んで、居間兼寝室を
使うようになったら、…こうなりました。



2012年12月21日金曜日

キンドル・ファイア来た

買ったわけよ。ペーパーホワイトみたいに品薄ってことはないようで、スキっと発売日に届いた。


 私が一昔前に一大決心して買ったKindle4は日本書籍に対応してないし(Amazon.comで売っている本でさえ開けない)、てかKindle for PCでも開けないし、iPhoneでみてもちっちゃくて良くないし、ポートフォリオでーすなんちゃって出先でササッと絵を出して見せられるデバイスっていいなあと思ってたりしてで7インチタブレットは、ある意味必要(?)だったんで。

iPadは持ち歩くにはデカそうだし、とにかく高い。ミニもお高い。ネクサスは使わ(え)ない部分が多くて無駄しそう。カスタマイズとか全然興味ないし。カーナビなんかいらないし。ビーム、なにそれ?中華パッドはありえないでしょ。じゃあキンドル・ファイアか、ってことになる。読書デバイスだって言うんだから、ペーパーホワイトほどでないにしても、目には優しいんじゃないかって期待もあるし。キンドル4にはついていなかった読み上げ機能もチョット気になる。

でね、なんか不便。iPhoneとかiPadとかってよく考えられているんだなってワカリマシタ。慣れているだけってことじゃない気がする。なんかわかる。まあキンドルだってマニュアルは無いから弄りながら分かっていくのはそうなんだけど、比べると、ああ、あっちはこうなってるケドその方が楽だよなあとか、沢山。

タブレット使い道あるーてことになれば、本腰を入れて二代目は…多分iPadのデカイのか小さいのを買うかなあ。iCloudで楽だもん。楽すぎてバカになるんだろうか…

父親がKindle for iPhoneで買ったダタ本に興味があるみたいだったから(スマートフォンは幾らするんだと聞いてきた)、使えるなら親にも、と思ったけど、キンドルを待っている間に飽きてしまったみたいだ。ジジイはダメだ。

読み上げ機能は機械にしては良かったけど(英語のみ)、やっぱ私程度のレベルでは付いて行くのがキツかった。もひとつ言うと、あんまり言われていないみたいだけど、私は画面が黄色味がかっているのがチョイ嫌。あと思ったほど目に優しくなかったよ。

アプリはいちいちAmazonストアで探さなきゃならないから面倒。GooglePlay使えないから、(使えるように出来るらしいが、そんなことするならNexusが買えるよ)自前のiPhoneに近い環境にするのは難しい。

Dropboxは入れられてオメデトウ。(何でかしらないけど、あのメジャーなAppがAmazonでカバーされてない)


2012年12月14日金曜日

ある日の出来事


正確に言うと昨日の出来事です。
久しぶりにBlog更新…ネタがないわけじゃなかったと思うんだけども、描かないと
億劫になってしまって、ついでにネタの拾いも鈍くなる。誰も催促しないしねw

台詞がない4コマは楽だな~

2012年10月8日月曜日

ミケ 3

そしてミケは今日も来る
最近は一日二回は必ず来るのです。

この4コマ目をオチに使って何本か描けそうだな…w

2012年10月3日水曜日

いたい・・・

要するに風呂場で滑って転んだんだよ。

腫れは引いたんですけども、バリバリ痛いです。
要らん手間はかかるし、目元も打ってるし、アホらしくてしょーがない。

2012年9月25日火曜日

にゅーかまーミケ2


承前。…ということで逃げるミケ

…警戒心が強いくせに妙に懐っこい(?)。

訳が要らない4コマは楽だなw

2012年9月23日日曜日

にゅーかまーミケ1


この7月辺りから毎日餌をねだりに来のだが未だ懐かず。
というか、妙に人馴れしているくせに(餌をもらうのは当たり前だと思っているフシがある)
そばに寄られると嫌がる様子から、ネコオバサンに餌付けされて獣医に連れて行かれて
トラウマったのではないかと推測(避妊手術ね)



三毛猫だからミケである。昔拾った三毛猫も避妊手術済みだった、そういえば…

2012年9月21日金曜日

ジャポニズムデザイン?

先日Aminaruというベンチャー企業と話をする機会があった。

ここはFaceBookのアプリを使ってマンガ配信(英語、将来的には多言語目標)を、SNSの特性も生かしつつ販売して行く事を目指す出来立ての会社。で、話題は当然目下のマンガ配信ビジネスに向かう。

で、ここは当然海外向けだから、英語圏へのマンガ配信サイトの話をいろいろしたんだけど、某サイト、構築はローカルに投げているんだけど、レイアウトやフォントとか色使いから明らかに日本人がやっているのがわかるのだそう。

ローカルに出してるんだから、そこも任せればいいのにという話だった。見難い、とかそういうレベルまでは行かないのだけれど、違和感があるのだとか。なるほど~と思った。

で、連想したのが前にここで書いた、「日本人的な感覚でフォントとレイアウトを処理して、「これが本当のマンガだ!」と見せるのも有りかも知れないが…」(マンガの英訳チェックで感じたことなど その3)。コレ結構マジ。











↑フォントはこんな感じでしょうか。彩にチョッといじってみた画像を入れます(Moon&Blood1)

鏡像印刷は今では殆ど見られないし、SFXも比較的尊重され始めて来て、サブタイトルで処理されることも英語圏では普通になってきた。初期のころに比べれば、飛躍的に「こちら」に近づいてきたのは確か。だけど、国や出版社によっても、その度合いはばらばらだし、まだまだ日本式マンガの読み方は浸透していない感がある。何か覚束なさを感じるというか。

特に、外国人が描いたマンガを見るとそう思う。要するにマンガの様式がわかっていないから、約束事を使えていないのではないか、てことは、そもそもつまり読み込めて無いからってことじゃないか?って。(日本でも約束事を無視したマンガはあるし、それが表現の幅を広げて来た要因のひとつでもあるので、そのへん難しいんだけども)

日本みたいにマンガが身近じゃない世界で実際にマンガを描いてみるとこまで踏み込む奴らって、かなりディープにマンガ読んでるはずでしょ?そういう人達にも伝わってないんじゃないかなーと思うとね、伝えたいなって思うんだろね、描き手としては。

なんてこともツラツラ考えつつ、思い切って「異国情緒たっぷりのジャポニズム」をやったらどうなんだろうって。全部日本的な感覚で統一して、サイトデザインから、そこで配信するマンガのフォント選び-レイアウトまで。却って読みにくくて読者を混乱させて失敗するだけかな、やっぱ?

2012年9月12日水曜日

マンガの英訳チェックで感じたことなど その3 フォント


その 3 (ラスト)   その1 その2 その3

WPドイツ語版(かれこれ10年以上前)では、フォントは一つだった。手書き文字だろうが、日本語側でフォントが変わっていようが、がっちりした書体一本でゴリゴリ(その太字と斜体)。でもって全大文字。今は手書き文字には専用の、でまあ、それなりに状況に応じて幾つかの書体を使うのが一般的みたい。
⇚ウェディングピーチ英語版(03-4年頃)ではフォント使い分けていた。アフロディーテ様は専用のフォントをお持ちだったのだが、コレが読みにくいこと…^^; ここからどんな声を想像するのだろう…想像を絶する。だけど、手書きセリフのフォントは無かった。

出版社によって、あるいは編集者によって、書体の数や種類が違うのは日本も同じだろう。特にPCを使う今となっては使える書体も幅が出ているだろうし

(幅がないところもある。書体には限りがあるから、ここは変えられませんと言われた>日本 コレはちょっと驚いたね、小学館ではもっといっぱい使っていたからね)

欧米では、いわゆる手描き文字(SFX)にも「活字」を変形させて使うことが多いから、必然的に使う書体数は多くなってくる。

という状況であるからか、真空地帯の担当「かわいい猫(以下K)」ちゃんはフォントにこだわる。

「基本のフォントは、この話にはコレがあうと思います」(え、マンガごとにフォント変えるの?)「この場合はこのフォントがいいと思います」(オリジナルでは同じフォントだけど…?)「ここの囁き声はこのフォントがいいと思います」(よく見ないと違いが分からないな…) 「・・・どう思いますか?」

私はあまり多くのフォントを使わない方だと思う。スタンダード、回想、モノローグ(思考)が基本。あとせいぜいナレーションくらい。場合によってはポップ書体なぞ使うこともあるが、例外的。基本フォントで表すのは「音質」の差だと思っている。

だから、マイクとかTV音声とかは出来れば書体を変えたい。逆に、想定される音(音質)が同じなのに書体が違うと、むしろ違和感を感じたりする。音の感覚だけだから、逆に一書体で通しても特に苦痛はない。「状況」からわかる事を補強しているだけの話だから。(手書き文字は書体変えて欲しいけど)

スタンダード
モノローグ

回想
もともとワープロ時代(同人誌のネームね)は選択の余地がなかったわけで、だからといって特に不満もなくって。モノローグと会話の区別がついたらいいなあ、程度のものだった。

小学館でやってた頃は、編集部の方針みたいのがあって、編集者がその中で適当に対応していた。特に口も挟まなかった。全面的に「結構です」って思ってたわけじゃないのだけれど(だから、どうでもいいってわけでもないんだよね)まあ「こんなものだろー」と思ってた。そもそもが受動的なのだ。
「ぴょんぴょん」から(いただき!パンサー)
子供向けだったからか、よくぶっとい書体を使ってたなあ。この「あ…」は違うと思うわけよ、アタシはw
同人誌一緒にやっていたヒトの中には、いろいろ書体に拘る人もいて、そういう人は装丁とか「本」全体に拘る人だった気がする。自分はマンガが描きたいんであって、本を作りたいんじゃないわけで、そこら辺の違いかなーという気も。

「Twitterなんかみてて、欧米は日本よりもフォントに拘る人が多いような印象があるんだけど~?フォントでセリフのニュアンスを出そうとしているみたいだね~」、なんてKちゃんに言ったら、「英語ではフォントは表現の大事なポイントだから、特にマンガやコミックのフォント選びには気を配る」とのこと。it can add nuances to the words, many people are very sensitive to changes in font that might otherwise be unnoticeable.「フォントの変更なしでは見過ごされてしまうかもしれないニュアンス(を言葉に加えることができる)」のだそうだ。

太字や斜体もよく使う。どの単語にストレスを置くかで全体の意味が違ってくる場合があるからだろう。日本だと傍点を打つのがコレに当たるかな、と思うけれど、然程頻繁には使われない(と思う)。

マンガでは―少なくとも自分の場合は、フォントはあくまで補強要素だ。そもそもの始めから、基本編集者に丸投げだし。自分でやる時には大きさには多少拘るけれど、イレギュラーな書体を使う場合というのはコミカルなシーンがほとんどだと思う。あと「地獄からの声」的なやつかなw でもあれも適宜やらないとギャグっぽく見えてしまうと思うのは私だけか…?

↓マイク音声とかは変えたい(Moon & Blood)  

日本語はフォントでニュアンスを伝えるというのではなくて、細かい言い回しでそれをするんじゃなかろうか。少なくとも自分はそう意識してる。で、文末に…を入れるかどうするか、…をダブルにするかシングルにするか、そういう瑣末なことで悩んだりする。「よ」でおわるか「だよ」で終わるか、とかね。

まあ、見苦しくなって流れを妨げるようなことがない限り、何十種類のフォントを駆使しようと問題はない。そして、見苦しいかどうかを判断するのは日本人の私にはムリ。アルファベットに対する感覚とか違うと思うし、フォントのニュアンスも英語ネイティヴと共有できるとは思えない。(結構うるさく見えちゃうんだな、コレが^^;)

色んなフォントが混在すると却って「コレは回想」「コレは考え」「コレは普通の会話(音として聞こえている)」て区別が瞬時に目でつかなくなって、紛らわしいだろう、流れの邪魔になるだろう、と思うんだけど、これはマンガ的な感覚なのか、自分個人だけの感覚なのか…

日本人的な感覚でフォントとレイアウトを処理して、「これが本当のマンガだ!」と見せるのも有りかも知れないが、それはそれで別の機会にするものだろう。編集者がいる場合は、そこは彼らに任せる場所だと思う。

またこれが、マンガのジャンルにもよるんで、リアルに近づけたいマンガほどシンプルにいきたい。例えばウェディングピーチなんかはカラフルで構わない、むしろ可愛くていいかも。でも真空地帯はどうよ…って。

フォントそのものより、個人的にはむしろサイズの方が気になる。これは翻訳字数の都合上致し方ない面もあると思うけど、本来同じサイズであるべきものが大きくなったり小さくなったり。

ああ、ここは行を細かく分ければもう少し大きいフォントでいけるんじゃ…なんてこっちが気になるところは平気で出してきたりするのが不思議。フォントのサイズで声のボリュームも表現しているつもりだったりもするんだけど(…ある程度は)

これは編集者の個性なのか、一般的なものなのか分からないが。「(スペースに応じて)端折ったりしてください、問題があれば(どうしても端折られたくない箇所だとか)こちらでチェックしますから」とお願いしているけれど、どう出てくるか(未だ途中)。
↑DMPの場合。真ん中は手書きの部分ね

あと、全大文字ってヤツ。外国人にはとっても見難くて読みにくい。一つ手がかりも消えるし(頭が大文字だから固有名詞だな、っての)。以前アメコミ関係の人(日本人)に聞いたところ、「アメリカ人には見やすいから」との答えが帰ってきて、そうなのかぁと思った。

昔クローズドキャプションも全部大文字だったような記憶が(あやふや)あるけど、今DVDの英語字幕とか見ると普通だよねえ…普通じゃダメなのかなあ…。

まあさ、あれよ、そんなに拘るほどのものかよ、って言われると、確かにそんなに拘ることなかったりするんだけどもね、うん。
※書いてみたら、英語版とは結構違った事になりました^^;




2012年9月7日金曜日

マンガの英訳チェックで感じたことなどその2 縦型レイアウト


その2 レイアウトについて  その1 その2 その3


Blue= Kawaii Neko(DMG)




今までは翻訳だけで、レイアウトはおまかせだったんだけど、今回は「コレでいいですか?」言われたので、ネチネチと(というか言葉で上手いこと説明できなくて実例を出したりして)、Vertical(タテ)概念てのをお願いしました。(「実例」例→)

マンガてのは時間軸を右⇛左、上⇛下にとって構成してあるわけです。新聞(縦書きのヤツです勿論)も似てますが、読者の目をそういう方向に引っ張って、読者の目がチャントそういう方向に動くことを前提に構成してあるわけです。

英語訳の場合、横書きにせざるを得ないのですけど、それでも何とか上から下目線を維持できないかと思って、できるだけ一行1、2単語程度で区切ってもらえませんか、って。縦長になるようにってことです。

出来れば最後の行が短い1単語で終われると、読者の目を吹き出しの底までは引っ張れるんじゃないかな、と。セオリーとかじゃなく個人的な感覚ですが。例えば2コマ目、翻訳は"Off course"だったけど”Yup"はどうでしょうとか。ラストの”EEK!"も、できればEEK/!"にしたい気持ち。コレは最後のセリフだからあまり変わらないけど、気持ち的にです。

横書きにこだわってフォントが不必要、または不自然に小さくなったり、吹き出しの上下にスペースがぽっかり入っちゃうのも気になるんですよね、私は。

ただ、それが英語ネイティヴにとって不快だったり読みづらかったりしては却って意味が無いので、ケースバイケース、最終的な判断はネイティヴのデザイン感覚に頼るしか無い。でまあ、前提としてこちらの意図だけは知っていてもらおうと...でも、Verticalを連発したせいか、本当に「縦書き」のことだと勘違いされ、「その辺は出版社側の編集コードがあるので...でもトライしてみます」言われてしまってチョット焦ったり。実例を見せたつもりだったのですが^^; こちらの意図を組もうとするあまり不自然なことに走ったら意味ないもんね。

(10年ほど前、ドイツに行った時に「縦書き用に開発したフォント」てのを見せられたけど、その後定着したという話は聞かない―というかポイントで使うためだったんでしょうな)


*in the example I uploaded, I changed “I promise,” to “I promise…” because of the space. If it was strange, put it back, please. I think that flows better too..I changed it on my endt o match
縦っぽくして下さいというお願いと実例2



これは白フチつけて下さいと要求して、更に配置を変えてもらいました。横一列に並ばれたらブロック分けしてあっても、「右から読むもの」という意識があっても、どうしても左端に最初に目が行ってしまって紛らわしいだろうから。見た目も悪いと思う。割とこういう感覚的なものが無い気がするのだが....(絵をあまり隠したくないのか、フォントを小さくされてしまった。元のままで問題ないと思うけどな)

The one I suggested
The final image
延々と「縦型を頭に入れておいて下さい」とノベている部分。


The part I fussy about Vertically layout

pg20 More many lines is possible? I mean they are 3 lines (panel 1-2), can you make them  5-6 lines? Like..

GO/OVER / TO THE/GIRL'S GROUP/AND BRING/REIKO HERE

IF/SOMETHING/WERE/TO HAVE/HAPPENED TO/MICHI...



WE'RE/GONNA/NEED THE/WOMEN'S/HELP...



That's what I mean "vertical" If the last line of the dialogu has just one word, it's ideal for me. Because it puts the readers eyes to the bottom of the balloon, I think...




pg 27 The same as P20,  Can you put the words like what I did?! (first panel) At least "FOR THIS..." could be "FOR/THIS/..."(I love the phont work of this page, bhw! Very nice :D)If you took the way according with some English principal, let me know.

pg33 panel 3, you can erase inside of the balloon completely, the space is too narrow, isn't it?


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I stick to the "vertical layout" idea. Because I think it is one of essential elements of manga, "readers' eye is supposed move to right to left, top to down.The time on the paper goes in that way. So manga storyboard (name/ne-e-mu, manga jargon) is composed in that way. Sometimes, the spaces of top and bottom in the balloon, it makes me feel unsteady. But you should think how it looks to English reader - too much "the style" can make you annoyed, can be confusing with the dialogue in the side. it depends, balance of the designer, maybe...(I don't know other manga artists agree with it, it's my thought... and I'm fussy, I know it ^^;;)

2012年9月5日水曜日

マンガの英訳チェックで感じたことなど その1

その1 その2 その3

元は英語なんですが日本語版もつけてみます。
前から日本語版BlogFC2が使いにくいなーなどと思っていて、こちらに移ろうかしらと思っていたところなので、いい機会かなーと。

今、デビュー前から手をつけていて最近完成した「真空地帯」てながーい同人マンガをDMPてとこからE-bookで出すことになったんで、その辺の画像処理とか英訳チェックとかしてます。↓


チョット解説すると、これDigital Manga Publishingてとこが運営しているDigital Manga Guildという仕組みから出るので、DMPから出版されている前の作品Moon & Bloodとはチト毛色が違う。

DMGというのは、一般のファン(フリーの編集者や翻訳者もいるかもしれないが)がグループを組んで作品をDMPから請け負うという仕組み。DMPはライセンス等の管理をして、ギルドメンバーはDLに応じた収益から何%かを受け取るシステムになっとります。世を騒がせているスキャンレーターを取り込もうという意図もあるのかな、と個人的に思ってます。

ギルドとしてDMPに登録するためにはテストがあるのと、最終的なチェックはDMPで行うということで、クオリティーは保てるという論理。

グループには翻訳者、編集者、デザイナー(植字したりスキャンしたりするデジタル工程を担当するヒト)で一単位で、一人で全部をこなす一人ギルドや二人ギルドとかもアリなわけ。ちなみに今回の担当は一人で三役をこなしてる「かわいい猫」てグループ名の女性。

本来はスキャンからがギルドの範疇なんだけれど、私の方でデジタルデータ(修正して日本語セリフを消したもの)を送信。本自体はDMPに渡してあるので、それを断裁してスキャンすることもできるのだが(ドイツではそうした)偶々既にデータ化してあったのと(Blog参照されたし)、多少は修正したいのと、部分的にイクラナンデモオマエなセリフを直したいのと色々あったので。
Blog同人誌カテゴリ(データ化の詳細なぞ)

20年も昔の劣化した原画からスキャンするより、印刷物からスキャンしたほうが却って影とかが映らなくて綺麗にできたりもするんだろうが...でも分かる人はわかると思いますけども、昔の同人誌は紙が上質紙なもんで裏がスケスケだったりするしね。面付けもずれてたりさ^^;

前置き長くなりましたけども、ソユことで今翻訳/編集チェックなんかしてるんですけども、この相手がネット上とは言え知った仲なのと、プロフェッショナルでバリバリ活躍している翻訳家や編集者というわけではないというのも手伝って、そこそこ踏み込んでたりするんですね(それなりの遠慮ってのもあるが) ドキュメント共有して書き込んだりしてるんだけど、そこで書いたことが部分的にそのままBlogに載せられるなーと思い、常日頃感じていることでもあるなーと思い、…ということです。そのまま手間なしで載せられるし。


私はMoon and Bloodの頃から自分の英語力も顧みず「これは違う」「ああしたらダメなの?」を連発する人なのですが(まーね、「月とすっぽん」が「月とスッポンポン」と訳されてくれば違うよね)今回はなにせ「素人のマンガなので舌足らず(デビュー前でした)」「同人作品なので読者に不親切(お金が無い、だからページがない、だから最小限の表現)」「単純に下手くそ」「自分でもどうかと思う言い回し」など種々の事情で、日本人でも必ずしも読解できるとは限らないかもしれないセリフをコレは違うあそこを変えろとアレコレ注文をつけられて、彼女も災難だったと思います。


…自分でも、さあ、そんなことする程のマンガかよコレ、て思いは常にあるもので、遠慮がちに、しかしそれでも文句をつけるという妙な展開になりました。さて、順調に行くならば、コレがあと12冊続くわけだけど、彼女は受けるでしょうか…先に行けば行くほど、技術的には(画力、構成力)ともに上がってくるけど、読者への不親切度も、やっぱ上がっていくのね。だから難しさは変わらないと思います。

これだけ苦労したんだから(本来なら出版社以外からは駄目だしないわけだし)、せめて売上がある程度あって、労力が報われて欲しいんですけどもね(アタシも儲かることだから)どうかなあと思うんだなあ。あ、でもググったりする時間は節約できてるんだよね、こっちに聞けるんだから。

英語の部分はごめんなさい英語のまま出します。エラソーにしてるというか、こっ恥ずかしいというか、すごい面倒というか…一回終わったものだからなのかな。

まあ要約するに、マンガのセリフは短いし、完結してないことが多いし(全部言い切らない)地の文が無いから、意味をとるのは難しいよね、自分で英語で説明してみて、初めて一つのセリフが複数の意味というかバックグラウンドを持っていて、それを理解しているという前提があって成り立つものだということに今更ながら気がついたよ、みたいなこと言ってんです。短いセリフだと解釈の仕方も複数あるし、その中から「正しい」ものを感じ取るのは結構骨らしい。

前後の状況・セリフやキャラクターの性格から感じ取られる文脈というのがあるのだけれど、翻訳の場合つい「セリフ」を訳しちゃって、結果、言葉の訳的には間違いじゃないけどセリフの「意図」が違う、みたいな場合が多い感じがします。今回に限らずです。

日本語の場合はその複数の解釈からどれを取るかは、ある程度読者に任せちゃっていいと思うんだけど(何%かは誤解したまま読み進めている人がいると思う。ウェディングピーチのようなマンガは単純な話だし、そんなことないようにしているつもりだけど、それでも翻訳で?な部分、無いわけではない)、英語で違う解釈を取られてしまうと、どう転んでもこちらの意図が伝わらないことになるんで、それはチト困るというか。うーん、何を言わんとしているかわかるでしょうか^^;

いずれにしろ翻訳の過程で全部が伝わらないのは仕方がないことで、脚注だの説明だのいちいち付けていたら話が死んでしまう。で、そちらの裁量で短くしたりアレンジしたりするのは構わないので、そのことの説明だけして下さい、とお願いしたのです。すれば「それはチョット待ってくれ、むしろこういう風に変えたらどうだろう」とか言えるので。

でもあんまなかったな。結果吹き出しが窮屈になったりすることも。マンガって目で見るものだから、そういうレイアウトはマンガ家の目からすると「痛い」んだけど、粗雑な初期の輸入マンガで育ってきた人たちは、そういうところあまり目が行かないのかなあと思ったり。とりあえず一回めは翻訳について。

Blogに投稿していい、と聞いたら「どうぞどうぞー」と二つ返事でOKしてくれた"Kawaii Neko"、ありがとうございます。

しかし猫が多いよな。「猫」使ってるギルドグループて時々見るんだ。犬を使っているところは知らないんだ。

Part1 -Translation -

Blue= Kawaii Neko(DMG group name) 


Manga dialogue is hard to get the accurate meaning because it doesn’t tell everything, to make it short. Shorter is better; space wise and natural conversation wise. And you should make the drawings talk, that is the manga.



Daily conversations are very broken. Especially this one, I sometimes cut off the last half of the sentence and leave it to readers’ imagination. Some get exactly what I mean, but some might not, even you were Japanese. I don’t think all the (Japanese) readers get things what all I planned.

(In fact, I’ve found new things by letters from readers. They read the dialogue/drawings very thoughtfully and find something I didn’t intend. But the aspects they found are right, sometimes– fit the character and the situation because they got the characters precisely - so nevertheless I didn’t mean it when I draw, it almost looks like it was planned from the first –which impresses me. This is just an aside…^^;)

In that case (I cut the last half of the sentence), “Zyoshi” (particles) at the end of the sentence is the key what it means. Zyoshi is very difficult subject of Japanese, even you were a fluent Japanese speaker you can make mistakes and confuse sometimes. Very subtle, faint nuance it has.

And there is one more element makes it difficult – or the biggest problem – because my composing /drawing skill was very immature (at that time, I say! XD it is my very early work) ; so it happens sometimes that “the drawings didn’t talk”. 
This has been very valuable for me both in learning more about Japanese language and manga, but also as an editor, seeing different ways to better express ideas :) The ideas in this manga are much more complex than the BL I've done so far, and the little notes for the art book, so this has been a big learning curve for me.


I’ve learnt that I put how many “meanings” in one dialogue, and how many backgrounds they have, during the process (review the translation). You’ve never realised it if you didn’t something like this, and explain what you mean to someone. It is totally new for me. I’m so fussy I know, keep saying “I don’t mean it” so often. It’s not only this time, but many time – it happens. Or every time, I dare say. (I maybe fussier than usual, because you are my friend, it makes me free.) I'm glad you feel comfortable enough with me for this to be so :) I know because you are my friend, I am comfortable to let you know when I am unsure, or don't know..and as you are the creator, I prefer asking you rather than just Google or another person- you know what you mean, and so we can distill the idea!


It can’t be helped you lose something during the translation process, it is impossible you deliver everything in it. You need many explanations and notes or long dialogues for that, it’ll kill the story. Still, I think the translation will be different if you got everything and digested them once. You can cut some parts depends on the situation. Just tell me and explain that, so that I can ask “don’t”, if the part was essential. I will keep this in mind.

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Example-1
2.2 It's the first time she's tried the food… 

If she hadnt eaten in days(This is the first day she tried the food)

Sorry, I should make these part italics This is the first day she tried the food’” 
Reiko says literally (if) she couldnt eat many days Subtext : She might not be able to eat many days, and she will be weak and die. Not OK at all. It could happen, so dont you (Tetsu) think wed better to give her special treatment?  
She is suggesting Tetsu to give Yumi special treatment and Tetsu answers to the subtext, I dont give her special treatment"

 I think maybe adding "so "to the end will put that across better.."It's the first time she's tried the food...so..." with the special treatment  as a treat/favor implied..what do you think? 

Ok, fine.-Nao
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Example 2
Not for her. He means everything. They eat weed, sleep on the ground, and dying one by one. If he was strong enough, he could do something better, he wouldnt let them die. He felt he doesnt have enough power, skill, brain. 

 Mmm, remove like you said? 
The background is 
She said (thinks) Tetsu does everything well, he has enough capability. The fact she thinks he is a good leader, it makes him upset.  

He knows his friends think he is a good leader, like father who knows everything, but he thinks he isntBut he cant show his own feeling, he have to pull himself together for others  with great efforts. Its exactly same what he said to Yumi before. That the reason that Tatsu is cold to Yumi, he doesnt like her.  

He is always on the edge, can start to lose anytime - more than others, because of the pressure and the sense of isolation.(just like right now) He desires to be strong desperatelyso that he would been able to do something, protect them and get better life for them. Yumi touches the most sensitive issue of Tetsu naively. It gets on his nerves.  
"I would have been able to do something better…"  ?
Changed..think you've nailed that :) 

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