現在はデジタルマンガのサイトでの販売のみだけど、ここはいろんなタイプのファイルを頒布してるんで、いくつか試してみました。
なにせ編集チェック時から、小さい文字読めるかな?と気になる箇所が結構あったので、ドキドキしながら…
今はDMPのサイトでのみ頒布してるけど、多分いずれ他のタイトル(MIZUKIやMoon&Blood)と同じようにAmazonやBarns&NobleやiBooksdで、同じファイルが販売されるんだろうハズで、eMangaのメンバーではない多くの人達はそちらから購入することになるハズ。
追記 出ました。 Amazon Barnes&Noble
この販売時期のずれってのはよくわかりません。Amazonは販売時期を勝手にずらす、とかいう話も聞いたことあるし、アメリカの事情なのかなー。本家の販売日が軽く数ヶ月後ろに動くところだからなー^^;
一番気になっていた部分はここ。脚注的なものをムリに押し込んだのだが、大丈夫かいなと思ってた。はっきしいってコレは無謀でした、ムリでした。読む気なくすよ。外してもらえばよかった^^;
元はこんな感じ↓
Kindle
Kindle(Fireとe-ink用と二種類ある。縦横比が違う。…ええっ?)
…小さっ。表示領域が古いKindleにあわせてあるみたいなのだ。
解像度がすごく低い。最新デバイス(FireHDとかペーパーホワイトとか)だと表示できる筈の領域がこのブランク…チョット悲しい。拡大してみると…
いや無理無理無理。吹き出しの台詞も読めないわ、これじゃ。ああ、買って読んでほしいけど自分だったら、これに8ドル近くはイヤ。そもそも、電子書籍で130ページ程でこの金額は割高感なのに。
その他にも、このファイルには問題があるようで、動作がうまく出来ない。Kindle for iPhoneで開いたら固まってしまった。
↓コレが本来の縦横比。お手製のKindle日本語版ファイル。これは重さ無視して高画質で作っているので結構綺麗。コレくらいのクオリティーがキープされて欲しいと思う。これはこれで自費出版扱いでAmazonにだそうかしら(分冊して一冊の容量を軽くすればいいんじゃないのかな)
Amazonの本は重さに制限があるみたいだから、デバイスの性能的には可能でも、コスト面とかで、出版社側には色々事情があるのだろうと推察はする。
しかし現状はちょっとサスガにね、最低でも字は読み取れないとなあ・・・
iPadだと縦横ほぼピッタリ収まるんじゃないかと思うけど、Kindel fire HDでは上下空く。
ちなみに今のKindelペーパーホワイトとFireは日本式書籍(右綴じ)対応しているのだけれど、DMPのファイルは古いタイプなので属性が左綴じになっている。当然見開きは表示できないし(逆になる)、その他にも何かと(ページ送りとかの部分で)ストレスがある。右綴じはマンガにはとっても大事。
(ノド部分の絵がピッタリ合って感動的なKindleファイル)
この方式のファイルなら見開きも可能だけど、旧Kindleでは非対応。私のKindle4とか。
Kindel for PCも非対応。(Kindle for iPhoneでは表示できたんだけども)日本では旧Kindleは販売してないからいいのかしれないが、海外でマンガを出す身としてはファームウエアとかで対応して欲しいよお~。
電子書籍の場合、新規ファイルに変更する事ってのは「再販」みたいな扱いになるのかなあ、ファイル作り直すから…?(手間的には断然楽だろうけども)
DMPのPCビューワー
ストレスなく拡大できて文字は読めるけど、サイズを大きく変更できたらと思う。私には小さい、この画面。いずれにせよPCのモニタで本を読むのは、やっぱり快適とはいえない。
ちなみにページ並びが間違っていて、ノドが逆になっている。奇数ページが右に来ている(見開き始まりになってる)ということ。昔はこの手の間違いあったけど(見開きの概念がなかったんだよね)今時…?
特に見開きページがある場合ね、見ればわかるでしょ^^; こうなってます(直してくれるって)
iBooksの方は正しく配置されていたけど、サスガに見開き単位で表示できるようになっているからなのかな…。Kindleも間違ってた。とはいえ左綴じKindleでは見開きで読むことは不可能だから、どっちでも同じといえるんだけれども…でも本っぽい表示のせいでノドが合わない (^^;)
日本の読者は「見開きで読める」という価値をカウントする場合が多いけど、欧米はそうでもない印象。スキャンレーションでネット公開されたマンガのような、1ページ単位で読む形式から入ったりしてるから、むしろそっちが普通だったりする。今後見開きという概念が廃れてしまうんじゃないかと心配だ。
ページ単位になると、枠が狭くなるから表現の幅がかなり制限されると思うんだけども。古い概念から抜け出せないヤツの戯言かもしれないが…
大スクリーンで見ることを前提に製作された映画をちいちゃなTVで観ちゃっている自分にそんなこという資格はない気もするけど、「あるべき姿で観て欲しい」と思うんだよね、作り手としては。
見た目一番綺麗。PDFでDLしてKindleFireかiPad(mini)で読むてのが一番読めるかなと思った。でも「左綴じ」スタイルになってるから見開き表示は出来ない。(右綴じスタイルに出来ると思うんだけども。まあ、PCのビューワーで見開き表示にしているだけでも欧米の出版社としては、いいほうなのかもしれない)
個人的には、ざっくり内容が分かればそれでいい、その程度のマンガなら今の電子書籍でいいけど、じっくり絵や構成まで読み込みたいマンガは印刷でないと、嫌かな~と思いました。低価格のレンタルがあったら、ヘビーユーザーになるかも。試し読み感覚で使うと思う。
で、気に入ったマンガ(映画)は紙本(映画館)を選ぶって感じ。昔立ち読みが自由にできた頃はそうしてたんだよね、それでマンガ経済回ってたんだと思うんだけど。子供の数が多くて、だけど今みたいにマンガの点数が多くなかったから、成立してたのかなあ。
まあないよりマシだから、少部数で印刷出来ないとか、再版が難しいマンガはデジタル書籍になるんだろうなー。なってほしい。後はデバイスが進化してテクノロジーも進化してファイルも軽くなって画面も綺麗になって…
新しいマンガとしてデジタルに特化した表現手法は出てくるにしても、クラッシックはクラッシックの形としてできるだけ「あるべき」姿で読まれてほしいから、そこは頑張って紙本に近づけて頂きたい…まあ、大部分の読者はそこまで要求しないかな…。
電子書籍化の表示その他に関しては、日本製は格段に上。キンドル本少し見てみたけど、まあ技術と制約内で出来るだけのことはやってるな、という感じがします。アメリカはね、も少しきめ細かに出来るんじゃないかなと思う部分あるです。分かっていて技術的に出来ない、というよりは、もしかして気がついてない?って気が
…サスガに日本の出版社はマンガをわかっていらっしゃる、ということかな。
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