英語版でウエディングピーチコミックスのおまけ四コマ「がんばれももピー」が"Go Go Momo-P!"だったので、タイトルはそこから(笑) 直ピーってのは当時も今もたちばな真未以外は使わない呼び方ですけども、「がんばれももピー」はお気に入りだったので、これ。四こまエッセイ+普通のエントリ
2013年9月30日月曜日
キャットシッターさん
前にもここで書いた、10月26-27日のベネズエラ行きのためのシッターさんなんですけども、ここでも書いたとおり、なんか航空券取れなさそうなので(まだ何も連絡無い)、どうも流れそう…でもキャンセルできるっていうので、一応お願いしたんですね。
今回ダメでも、来年2-3月のどこかでトロントに2-3週間行かなきゃならないので、多分これは確実なんで、いずれにせよお願いすると思うんだけど。出来れば今回一週間で「慣らし運転」しておきたかったんだけどなあ。でも、丁寧でよさそうです。あと、会社だから、何かあっても代わりの人が確実にこれるからいいな、と思って(前は個人でやっている人だったんだよね)
いやあ、ベネズエラは行きたかった(行きたい)んだけどもねー。
2013年9月29日日曜日
2013年9月28日土曜日
2013年9月27日金曜日
2013年9月25日水曜日
2013年9月24日火曜日
2013年9月22日日曜日
2013年9月20日金曜日
2013年9月19日木曜日
失われた珈琲を求めて2
今ポツポツ海外マンガフェスタ用の「同人誌」コンテンツ作ってるんですけど、フランス人と組んでやってるヤツ、「失われた珈琲を求めて In Search of Lost Coffee Vol.2」
前回の続編てことで、クロワッサンちゃんとエクレアちゃん姉妹が日本でどうこうって話。今回は温泉行きます。前回のイラストでSaekoが温泉描いたし、彼女日本旅行で温泉旅館泊まっているので、まあ、分かるだろうということでGoしました。とはいえ、取材のために泊まったわけじゃないから、やっぱいろいろ難しそうではあります。
作成方法は前回同様、さっくりキャラだけ決めて、2P見開きずつ担当してリレー形式でバトンを渡していく方式。ブラインド方式と言うか、相手のページが上がってくるまで次がどうなるか分からない、で、自分が作った見開きの後がどうなってくるかもわからない。
合作といっても、フランスと日本にいるわけで、アイディアを出し合うミーティング形式は無理。なので、リレーマンガって方式をとったわけです。この場合、頂いたものは丸呑みして、そこから続きを考える、相手に干渉しない、ってのがルール。相手のSaekoはイラストレーターで、マンガ家どころかコミックッ作家でもない。話を作ったり、コマ割をしたり、てことは全く不慣れなんで、難しかったけど、まあ何とか彼女は頑張った。
しかし今回、Saekoのラスト回には、ちょっとクレームつけちゃったんである。
私は一応マンガ家で、オマケに日本のマンガ家で、結構ベテランでかなり年上で、こちらから何か言うと、Saekoとしては恐縮して肯定するしかないんで、まあ、こんなアソビの本なんか、話の辻褄なんかどうでもいいじゃん、ってハナシなんですが、つい…。
そしたら案の定、辻褄は合ったんだけど、勢いがなくなってしまったというか、色が消えてしまったというか。オマケに「これで大丈夫かしら?」と気を使うようになってしまいました。矛盾していることは分かっていたと思うけれど、ソレがいけないとは思わなかった所に一撃喰らったって感じ?
私なんか新人の頃、「これでもか」って言うくらいネームにダメだし喰らって、最後には、自分じゃどこが良くて、どこが悪いのかさっぱり分からなくなってしまい、整えられたネームは「きちんと」はしていたけれど、面白くもなんともない代物になっていった…てのを思い出した。Saekoはネームを読まれるの初体験だから、一発で来たんだと思います。
でも、彼女頑張ってやり通しました。いや、まあそれほど凹んでないかも、ですけどね、こりゃ日本人の感覚ですから。
マンガはコミック形式で左から右、横書き。私は一度普通に描いてから反転してます。最初から左ってなんか構成が取れないんですよ。
Onlineで読めます。タダ。
「失われた珈琲を求めて」
Page73から日本語版がオマケで入っています。
前回の続編てことで、クロワッサンちゃんとエクレアちゃん姉妹が日本でどうこうって話。今回は温泉行きます。前回のイラストでSaekoが温泉描いたし、彼女日本旅行で温泉旅館泊まっているので、まあ、分かるだろうということでGoしました。とはいえ、取材のために泊まったわけじゃないから、やっぱいろいろ難しそうではあります。
作成方法は前回同様、さっくりキャラだけ決めて、2P見開きずつ担当してリレー形式でバトンを渡していく方式。ブラインド方式と言うか、相手のページが上がってくるまで次がどうなるか分からない、で、自分が作った見開きの後がどうなってくるかもわからない。
合作といっても、フランスと日本にいるわけで、アイディアを出し合うミーティング形式は無理。なので、リレーマンガって方式をとったわけです。この場合、頂いたものは丸呑みして、そこから続きを考える、相手に干渉しない、ってのがルール。相手のSaekoはイラストレーターで、マンガ家どころかコミックッ作家でもない。話を作ったり、コマ割をしたり、てことは全く不慣れなんで、難しかったけど、まあ何とか彼女は頑張った。
しかし今回、Saekoのラスト回には、ちょっとクレームつけちゃったんである。
私は一応マンガ家で、オマケに日本のマンガ家で、結構ベテランでかなり年上で、こちらから何か言うと、Saekoとしては恐縮して肯定するしかないんで、まあ、こんなアソビの本なんか、話の辻褄なんかどうでもいいじゃん、ってハナシなんですが、つい…。
そしたら案の定、辻褄は合ったんだけど、勢いがなくなってしまったというか、色が消えてしまったというか。オマケに「これで大丈夫かしら?」と気を使うようになってしまいました。矛盾していることは分かっていたと思うけれど、ソレがいけないとは思わなかった所に一撃喰らったって感じ?
私なんか新人の頃、「これでもか」って言うくらいネームにダメだし喰らって、最後には、自分じゃどこが良くて、どこが悪いのかさっぱり分からなくなってしまい、整えられたネームは「きちんと」はしていたけれど、面白くもなんともない代物になっていった…てのを思い出した。Saekoはネームを読まれるの初体験だから、一発で来たんだと思います。
でも、彼女頑張ってやり通しました。いや、まあそれほど凹んでないかも、ですけどね、こりゃ日本人の感覚ですから。
マンガはコミック形式で左から右、横書き。私は一度普通に描いてから反転してます。最初から左ってなんか構成が取れないんですよ。
2013年9月17日火曜日
2013年9月15日日曜日
昨日の続き:マンガ翻訳事情-SNSの恩恵
昨日のエントリ(英語版)、FBのリンクに結構反応ありましてね。
私の交友関係を考えれば当たり前、っちゃあそうんなんだけど。欧米のマンガファンもそうだけど、マンガ翻訳の仕事してる人もいるから。まあ、書き込んでくれた人は、大体同意ですわね。
そんな中、イタリア語版の担当者からメッセージが入ってきた。彼とは前からのFBフレンド。先方には日本語の翻訳が出来る人もちゃんといて、権利関係さえクリアになるならば、日本語からの翻訳になんら問題はないとの事。
いい時代になった…のかな、ネットのおかげで日本にいながら直接アメリカの出版社と仕事ができるわけで、更にSNSのおかげで、そのアメリカの出版社からイタリアプロダクトを請け負った編集者とダイレクトに繋がってるわけよ。ドイツの翻訳者然り(まあ彼女は元々私の友達だったんだけど)
仲介者(?)が入ることで、本当にクッションとして機能することもあるけれど、むしろ物事が不透明になってしまって、両端で「??」と思いながら、お互いあやふやに物事が進んでいく、そんなムダがあったりもするんですヨ。両端から意見や提案があっても、マニュアルに沿って窓口が返答、回答完了、ピリオド。で終わってしまって、お互い「相手は納得してるのかあ…」と引っかかりながらも仕事は進んでいくって感じ。伝えてもらえても、それこそ、伝言ゲームみたいなことになっちゃう場合もあるし。
DMPは小さな出版社だから、その分小回りはきくんだろうけれど、やっぱり仕事だから、手順にのっとって商品を売っていくのが一義。だから、こうなるんじゃないかしらと思う。それぞれの仕事の領域をこえるような事はしないってヤツ。
たとえばeBookを作る人は、渡された画像を、指定された順序で配置するだけで、出来上がったものを通して読んだりしないんだろう。でなかったら、左綴じ、横書き(コミック)スタイルのマンガ(Coffee Partyの「失われた珈琲を求めて」)をマンガ方式(右綴じ、左開き)に編集して、「このマンガは右から左に読んでくださいね!」て注意書きページを挿入して(違う、左から右に読むんだ!)、そのまま平気でサイトにUpするなんてミスがあるわけないでしょ?
でもって、仕上がった商品のチェッカーもいないんだろうなあ、多分…。チェックしていて見逃したなら、ソレもまた問題だ。
キャイキャイいわれて、うるさい思いしているんだろうけどね、でも黙ってたら、そのままいっちゃうですからね、ダメもとだとしても、まめにチェックして、言う事は言うようにしてます。これ自分の仕事じゃないよな~と思いながら…^^; 仕事ではないけど、自分の作品だから、今いる環境で出来ることはしなきゃね。改善されたら丸儲けってレベルだけど。
キンドル本の画像クオリティー改善は望み薄みたいなんだよね。ささやかな抵抗としての日本語版だったりもする。
というわけで、イタリア語版も日本語参照してもらえるかもしれないってんで、期待してます。
(作者として、向こうからの翻訳オファーだったのに、自分が書いた言語から翻訳して「もらえるかもしれない」って期待するのって、なんか違うよーな気もするけどねー…)
英訳からの独語訳?!
The Translation of Moon&Blood私の交友関係を考えれば当たり前、っちゃあそうんなんだけど。欧米のマンガファンもそうだけど、マンガ翻訳の仕事してる人もいるから。まあ、書き込んでくれた人は、大体同意ですわね。
そんな中、イタリア語版の担当者からメッセージが入ってきた。彼とは前からのFBフレンド。先方には日本語の翻訳が出来る人もちゃんといて、権利関係さえクリアになるならば、日本語からの翻訳になんら問題はないとの事。
いい時代になった…のかな、ネットのおかげで日本にいながら直接アメリカの出版社と仕事ができるわけで、更にSNSのおかげで、そのアメリカの出版社からイタリアプロダクトを請け負った編集者とダイレクトに繋がってるわけよ。ドイツの翻訳者然り(まあ彼女は元々私の友達だったんだけど)
仲介者(?)が入ることで、本当にクッションとして機能することもあるけれど、むしろ物事が不透明になってしまって、両端で「??」と思いながら、お互いあやふやに物事が進んでいく、そんなムダがあったりもするんですヨ。両端から意見や提案があっても、マニュアルに沿って窓口が返答、回答完了、ピリオド。で終わってしまって、お互い「相手は納得してるのかあ…」と引っかかりながらも仕事は進んでいくって感じ。伝えてもらえても、それこそ、伝言ゲームみたいなことになっちゃう場合もあるし。
DMPは小さな出版社だから、その分小回りはきくんだろうけれど、やっぱり仕事だから、手順にのっとって商品を売っていくのが一義。だから、こうなるんじゃないかしらと思う。それぞれの仕事の領域をこえるような事はしないってヤツ。
たとえばeBookを作る人は、渡された画像を、指定された順序で配置するだけで、出来上がったものを通して読んだりしないんだろう。でなかったら、左綴じ、横書き(コミック)スタイルのマンガ(Coffee Partyの「失われた珈琲を求めて」)をマンガ方式(右綴じ、左開き)に編集して、「このマンガは右から左に読んでくださいね!」て注意書きページを挿入して(違う、左から右に読むんだ!)、そのまま平気でサイトにUpするなんてミスがあるわけないでしょ?
eMamga/Digital Manga Publising
By Nao Yazawa & Saeko Doyle
左綴じに直して貰って、そのあとで今度は見開きの順序が違っていて、二回直してもらって、
でもって今は正常に表示されるようになった「失われた珈琲を求めて」
Page73から日本語版がオマケで入っています。
でもって、仕上がった商品のチェッカーもいないんだろうなあ、多分…。チェックしていて見逃したなら、ソレもまた問題だ。
キャイキャイいわれて、うるさい思いしているんだろうけどね、でも黙ってたら、そのままいっちゃうですからね、ダメもとだとしても、まめにチェックして、言う事は言うようにしてます。これ自分の仕事じゃないよな~と思いながら…^^; 仕事ではないけど、自分の作品だから、今いる環境で出来ることはしなきゃね。改善されたら丸儲けってレベルだけど。
キンドル本の画像クオリティー改善は望み薄みたいなんだよね。ささやかな抵抗としての日本語版だったりもする。
というわけで、イタリア語版も日本語参照してもらえるかもしれないってんで、期待してます。
(作者として、向こうからの翻訳オファーだったのに、自分が書いた言語から翻訳して「もらえるかもしれない」って期待するのって、なんか違うよーな気もするけどねー…)
2013年9月14日土曜日
英訳からの独語訳?!
私のMoon and Bloodてマンガ(Kindleで日本語版頒布してます)のドイツ語版翻訳作業が現在行われてるんですが、それの元テキストが、英語訳のものであるという驚愕の事実が判明!
事の発端は…
アメリカの出版社Digital Manga Publishingが、そこのDMG(Digital Manga Guild)と言うシステムを使って多言語展開していこうってプロジェクトがある。
DMGてのは、プロダクション過程を担当するギルド(Guild)てグループを公募して、翻訳編集作業を外に完全委託してしまうって事。今までも、DMPは社内で処理することはあまりなくて、外に回していたのだけれど、ギルドの場合、報酬は売り上げ印税から支払われる。だから売れれば儲かるけど、殆どタダ働きという事だって、ありうるわけだ。
フリーランスのプロも携わっているかもしれないけれど、アマチュアも多い。スキャンレーターからの転身組とか。DMPで応募者のクオリティーチェックをするから、品質は担保されてる…のだそうだ。
で、そのラインナップの一端を当方のMoon and Bloodだの真空地帯だのが担って、ドイツとイタリアでの展開が決まっている、そうだ。(韓国も、といわれていたけど、コレは担当者が辞めてダメになったのだとか。屋台骨は細そうだね)
DMPが翻訳者を募っていたのを知っていたので、元スキャンレーターの友人(前にブログに書いた、愛しのEちゃん)を紹介したら、そのまま採用になったようで、彼女が私のタイトルを担当してくれることになった。
翻訳って、難しい作業だから、信頼できる人に担当してもらえるとありがたい。不確かなことがあれば聞いてくれるだろうし。特に、英語以外だと、誤訳とか、びっくり解釈がなされても判りようがないから。英語と同じくらいの頻度であるとすれば、かなりある。てか、ドイツ語分からない自分が見ても「やっちまった」、と思う部分があったりするんであるよ。
(ウェディングピーチと真空地帯で体験)
したらびっくり、Eちゃんに渡されたのは英語テキスト版の方だったんである。おまけに、EちゃんのFB投稿で、その状況を知る自分^^;
Never ever translate from one language into another via a third one ... it NEVER works out right.
In my case I'm supposed to translate a text from English to German, the original being in Japanese.
by E-chan
確認したら、DMPとして権利を持っているのは「英語版」のみなので、翻訳者は英語-他国語、英語版からの翻訳になるのだそうだ。それって…「聞いてないよ」だ。
他意はないのだろう。特に断る必要があるとは思わなかったのだ。しかし、この「思わない」ってのが問題ナンデアル。
日本語→英語→○○語に伝言ゲームをしたらどうなるか。学術論文ではない。情緒的な、文化的バックグラウンド山盛りの会話文だ。特にマンガのように、短い台詞にいろんな意味やフリを含ませている場合…。いつ誰がどこで何をしたか、ソレは変わらないだろうけど、情緒面では明後日の方を向いている、てな事になりかねない。原型はとどめているけど、それだけの、なんてーか…ゾンビ?(わあこわい)
英語に翻訳される段階で、「置き換えられない」「対応する概念がない」などの事情で、かなりの情報が削られている。翻訳者の誤解もある。(DMPのタイトルに関しては、チェックはしているけれど、もれているもの、私の歯が立たなかったものも当然ある)。翻訳者によって付け加えられた新たな解釈だってあるだろう。
そりゃ仕方がないことなのだ、翻訳作業で、それは避けられないものだろうから。
でも、それを原本として、更に別の文化に置き換えたら?そりゃあなた、意味は通るけど、うーんていう結果になりますよ。下手すりゃ意味も通らなくなるかも。
そこんとこが、いかにマンガという表現方法にとって大きな問題なのか…、その辺共有できていない、ソレが問題。
あとは台詞の大きさとか、書体とか(書体そのものには拘らないですけど、「変える」ポイントは示したい)。配置とか、それも考えて作られているものなわけで、それが英語版で必ずしも反映されてはいなかったり、英語の置き換え方は違う形になったりするし。オリジナルの「それ」を見た上で、キープするかしないかは、向こうの判断でいいと思うけれど、見ておいて欲しいわけよ。
マンガだアニメだと(一部に)持てはやされているけれど、マンガの受けても送り手も、マンガというモノに対する認識が違うんだな、「ああ、そっか~」と思う瞬間。海外を相手にマンガの仕事していると、時々出くわす、チョット悲しい一瞬。
日本の編集者がこの話を聞いたら何というか、…あんまり気にしないかな、とも思う、怖いけど。今のところ翻訳のクオリティーに関して、熱心とは思えないんだな…。でも、それがまずいって事は分かると思うよ。
おまえのマンガごとき、タダのラブコメで何をこだわってるんだ、大した違いは無いじゃないか、といわれそうだし、実際そうなんだけど…しかしそれでも、てのがマイナー作家のジレンマってかね。
Eちゃんが「オリジナルと(英訳版が)全然違うじゃねーか!」と例に挙げた部分が「うんうん」だったので、引用します。Eちゃんのドイツ語と英語訳付き。彼女はウィーンっ子だけど、英語はかなり堪能。
Example:
月… (Mond / Moon)
月の…王子様 (Mond ... prinz / Moon ... prince)
…なんてバカな言葉が頭の中に浮かぶほどに (... was für ein dämlicher Ausdruck, der mir da einfällt / ... what a stupid line to pop into my head)
彼は月に似合っていて… (Weil der Mond zu ihm passt / beacuse the moon suits him ...)
So the English translation I got was:
The moon ...
It's as if he were the prince of the moon ...
It's so stupid ... how he looks like a prince of the moon ...
... there's really no other way I could begin to describe it.
WHAT?!
That's ... IDEK!!! I can't find words right now ... it's just ... fucking my brain over so badly right now.
The German/English in the brackets is a pretty lose translation, but you get my point ...
うん、分かるよ。てか、そう思ったんだけどさ、訳文は長くてくどい感じがするし。でも相手はネイティヴだから折れたさ。彼の感覚では、コレが正しかったんだと思う。でも、そう思わない人もいるわけだし(チョットうれしい)、どちらが正しいかは分からないけど、だからこそ、せめてオリジナルに当たって欲しいと思うのね。
↓くだんのシーン
事の発端は…
アメリカの出版社Digital Manga Publishingが、そこのDMG(Digital Manga Guild)と言うシステムを使って多言語展開していこうってプロジェクトがある。
DMGてのは、プロダクション過程を担当するギルド(Guild)てグループを公募して、翻訳編集作業を外に完全委託してしまうって事。今までも、DMPは社内で処理することはあまりなくて、外に回していたのだけれど、ギルドの場合、報酬は売り上げ印税から支払われる。だから売れれば儲かるけど、殆どタダ働きという事だって、ありうるわけだ。
フリーランスのプロも携わっているかもしれないけれど、アマチュアも多い。スキャンレーターからの転身組とか。DMPで応募者のクオリティーチェックをするから、品質は担保されてる…のだそうだ。
で、そのラインナップの一端を当方のMoon and Bloodだの真空地帯だのが担って、ドイツとイタリアでの展開が決まっている、そうだ。(韓国も、といわれていたけど、コレは担当者が辞めてダメになったのだとか。屋台骨は細そうだね)
DMPが翻訳者を募っていたのを知っていたので、元スキャンレーターの友人(前にブログに書いた、愛しのEちゃん)を紹介したら、そのまま採用になったようで、彼女が私のタイトルを担当してくれることになった。
翻訳って、難しい作業だから、信頼できる人に担当してもらえるとありがたい。不確かなことがあれば聞いてくれるだろうし。特に、英語以外だと、誤訳とか、びっくり解釈がなされても判りようがないから。英語と同じくらいの頻度であるとすれば、かなりある。てか、ドイツ語分からない自分が見ても「やっちまった」、と思う部分があったりするんであるよ。
(ウェディングピーチと真空地帯で体験)
したらびっくり、Eちゃんに渡されたのは英語テキスト版の方だったんである。おまけに、EちゃんのFB投稿で、その状況を知る自分^^;
Never ever translate from one language into another via a third one ... it NEVER works out right.
In my case I'm supposed to translate a text from English to German, the original being in Japanese.
by E-chan
確認したら、DMPとして権利を持っているのは「英語版」のみなので、翻訳者は英語-他国語、英語版からの翻訳になるのだそうだ。それって…「聞いてないよ」だ。
他意はないのだろう。特に断る必要があるとは思わなかったのだ。しかし、この「思わない」ってのが問題ナンデアル。
日本語→英語→○○語に伝言ゲームをしたらどうなるか。学術論文ではない。情緒的な、文化的バックグラウンド山盛りの会話文だ。特にマンガのように、短い台詞にいろんな意味やフリを含ませている場合…。いつ誰がどこで何をしたか、ソレは変わらないだろうけど、情緒面では明後日の方を向いている、てな事になりかねない。原型はとどめているけど、それだけの、なんてーか…ゾンビ?(わあこわい)
英語に翻訳される段階で、「置き換えられない」「対応する概念がない」などの事情で、かなりの情報が削られている。翻訳者の誤解もある。(DMPのタイトルに関しては、チェックはしているけれど、もれているもの、私の歯が立たなかったものも当然ある)。翻訳者によって付け加えられた新たな解釈だってあるだろう。
そりゃ仕方がないことなのだ、翻訳作業で、それは避けられないものだろうから。
でも、それを原本として、更に別の文化に置き換えたら?そりゃあなた、意味は通るけど、うーんていう結果になりますよ。下手すりゃ意味も通らなくなるかも。
そこんとこが、いかにマンガという表現方法にとって大きな問題なのか…、その辺共有できていない、ソレが問題。
あとは台詞の大きさとか、書体とか(書体そのものには拘らないですけど、「変える」ポイントは示したい)。配置とか、それも考えて作られているものなわけで、それが英語版で必ずしも反映されてはいなかったり、英語の置き換え方は違う形になったりするし。オリジナルの「それ」を見た上で、キープするかしないかは、向こうの判断でいいと思うけれど、見ておいて欲しいわけよ。
日本の編集者がこの話を聞いたら何というか、…あんまり気にしないかな、とも思う、怖いけど。今のところ翻訳のクオリティーに関して、熱心とは思えないんだな…。でも、それがまずいって事は分かると思うよ。
おまえのマンガごとき、タダのラブコメで何をこだわってるんだ、大した違いは無いじゃないか、といわれそうだし、実際そうなんだけど…しかしそれでも、てのがマイナー作家のジレンマってかね。
Eちゃんが「オリジナルと(英訳版が)全然違うじゃねーか!」と例に挙げた部分が「うんうん」だったので、引用します。Eちゃんのドイツ語と英語訳付き。彼女はウィーンっ子だけど、英語はかなり堪能。
Example:
月… (Mond / Moon)
月の…王子様 (Mond ... prinz / Moon ... prince)
…なんてバカな言葉が頭の中に浮かぶほどに (... was für ein dämlicher Ausdruck, der mir da einfällt / ... what a stupid line to pop into my head)
彼は月に似合っていて… (Weil der Mond zu ihm passt / beacuse the moon suits him ...)
So the English translation I got was:
The moon ...
It's as if he were the prince of the moon ...
It's so stupid ... how he looks like a prince of the moon ...
... there's really no other way I could begin to describe it.
WHAT?!
That's ... IDEK!!! I can't find words right now ... it's just ... fucking my brain over so badly right now.
The German/English in the brackets is a pretty lose translation, but you get my point ...
うん、分かるよ。てか、そう思ったんだけどさ、訳文は長くてくどい感じがするし。でも相手はネイティヴだから折れたさ。彼の感覚では、コレが正しかったんだと思う。でも、そう思わない人もいるわけだし(チョットうれしい)、どちらが正しいかは分からないけど、だからこそ、せめてオリジナルに当たって欲しいと思うのね。
↓くだんのシーン
ドイツ版に関してはEちゃんに日本語版の同人誌を献本(笑)したので、彼女はそっちから訳すとのこと。そうね、1巻2巻あたりは、こちらも「英訳チェック」始めたばっかりで遠慮する部分も結構あったから、離れている部分少なくないかも。それが「不実な美女」なのかどうかは私には分からない…不実な醜女かもしれないじゃん。てか、送り手として、たとえ美女でも「この不実さは違う!」てことだってあるんだよ。
化粧の結果の美しさじゃなくて、中身まで別人になっちゃうと、そりゃ待てよ、ていうか…(何の例えなんだ?)
それ以前に、「月とすっぽん」を「月とすっぽんぽん」って訳した人だからなあ…
"The moon and a naked boy."
(文脈からみて、意味が通らないのではありませんか、と言いたい)
2013年9月11日水曜日
2013年9月10日火曜日
2013年9月9日月曜日
10月はベネズエラ行くよ
☆追記しました
去年から言われてたんですけど、ベネズエラ第二の都市マラカイボで開かれるComic Zuliaにお呼ばれしています。10月20日と言われたんですが、「海外マンガフェスタと被らなかったら行けるんだけど」て話をした所、「じゃあ27日で」といわれて、半信半疑な気分でしたが、本気らしいので、報告。20日は海外マンガフェスタで東京ビッグサイトに行きます。COMITIAじゃない方だけど、COMITIAの中でやるらしいです。
「BlogやFBで書いてもいいかな」「ペットシッターのアレンジがあるから、発着時間教えて」、と、先日2つ聞いたんですけども、微妙に誤解されたかもしれない香りのお返事。慌てたのか、英語も乱れた感じ。解読すると、「今んとこベネズエラではフライトが制限されていて(旅行代理店へのアクセスかな?)、でもその問題は数日で解消されます。なので、細かい時間は分かりませんが、日本午後発で、現地夜着という予定です」みたいな。
自分でちょっと調べたらさ、羽田発でいけば、二回乗り継いでも当日中にマラカイボに入れるらしい。早朝発で夜着。まあハードではあるんだろうけども、一日で行けるのはでかい。往復で2日稼げますモン。
しかし、到着は翌日だという話を聞いているから…、どうやら成田?。その場合、アメリカの空港で乗り継ぎ時間10-19時間。19時間!? それもどうよ。いずれにしても、南アメリカってのはフライト時間だけで24時間とかってかかるそうで…。だったら中休みがあるほうがいいんだろうか?
大体12時間くらい時差があるところいって、それでまだ日をまたぐって、すごいよなー。乗り継ぎが二回もあるからなー。(-.-;)
しかし、この間近になっても今ひとつハッキリしないというのが南アメリカらしいというか。しかもチャベス大統領亡くなって、選挙したのはまだ記憶に新しいですからねえ。政情治安も不安定だし。
他の国でも、結構ずるずるだけどね。ウィーンのAniNiteの時は、eチケットをよく見たらいわれていた日程より1日長かった。聞いたら、「(知ってたけど)ゆっくり観光してもらおうと思って」担当者談。アメリカのMTACの方は逆に一日少なかった。「(そんな日程)聞いていません」担当者談。いろいろあるよ。
まー、そゆことで、まだチケット見せてもらっていないですけど、多分マラカイボはいけると思う。基本私はご招待を断ることはありませんが、南アメリカは個人旅行でいけないところだから(そんな度胸ないス)、渡りに船なんである。一日観光もさせてくれるそうだ。ツアーは論外、高いから。
サイトの日付がずっと19、29 Oct.だから「なんで?」て聞いたら、これはコンサートとか別物の日程なんだといわれた。何書いてあるかわからないからさー。一人でやらなきゃいけないから、分からないことは、アレコレ聞いとかないと。編集者とかマネージャーとかは、いないのだw
*追記
投稿後に、驚愕の事実判明。"limiting flights but travel agents..." という一節は「日本からの便を予約できるエアライン及び旅行代理店が、現地では極めてlimitingであるということらしい。外貨だ、外貨問題。さっすがベネズエラ。てか一つも見つかってないらしい。数日中に解決するレベルじゃないよね、これ?珍しい話じゃないらしいんですけどねー。普通のことなのか、やばいことなのか、その辺の度合い、日本人には分からない。^^;
で、最後の手段「last shot」で日本大使館と話してみるとか…。今からって無理ポくね?もし見つかっても、すごい高くて、すごい不便な乗り継ぎになんじゃね?でも日本大使館の援助でベネズエラ入りしたら、すごいね。(あとね、開催日の情報も混乱しているみたいなんだよね~こっちは確認したけれど)
健闘を祈る。チケット出れば絶対行くから。
去年から言われてたんですけど、ベネズエラ第二の都市マラカイボで開かれるComic Zuliaにお呼ばれしています。10月20日と言われたんですが、「海外マンガフェスタと被らなかったら行けるんだけど」て話をした所、「じゃあ27日で」といわれて、半信半疑な気分でしたが、本気らしいので、報告。20日は海外マンガフェスタで東京ビッグサイトに行きます。COMITIAじゃない方だけど、COMITIAの中でやるらしいです。
「BlogやFBで書いてもいいかな」「ペットシッターのアレンジがあるから、発着時間教えて」、と、先日2つ聞いたんですけども、微妙に誤解されたかもしれない香りのお返事。慌てたのか、英語も乱れた感じ。解読すると、「今んとこベネズエラではフライトが制限されていて(旅行代理店へのアクセスかな?)、でもその問題は数日で解消されます。なので、細かい時間は分かりませんが、日本午後発で、現地夜着という予定です」みたいな。
自分でちょっと調べたらさ、羽田発でいけば、二回乗り継いでも当日中にマラカイボに入れるらしい。早朝発で夜着。まあハードではあるんだろうけども、一日で行けるのはでかい。往復で2日稼げますモン。
しかし、到着は翌日だという話を聞いているから…、どうやら成田?。その場合、アメリカの空港で乗り継ぎ時間10-19時間。19時間!? それもどうよ。いずれにしても、南アメリカってのはフライト時間だけで24時間とかってかかるそうで…。だったら中休みがあるほうがいいんだろうか?
大体12時間くらい時差があるところいって、それでまだ日をまたぐって、すごいよなー。乗り継ぎが二回もあるからなー。(-.-;)
他の国でも、結構ずるずるだけどね。ウィーンのAniNiteの時は、eチケットをよく見たらいわれていた日程より1日長かった。聞いたら、「(知ってたけど)ゆっくり観光してもらおうと思って」担当者談。アメリカのMTACの方は逆に一日少なかった。「(そんな日程)聞いていません」担当者談。いろいろあるよ。
サイトの日付がずっと19、29 Oct.だから「なんで?」て聞いたら、これはコンサートとか別物の日程なんだといわれた。何書いてあるかわからないからさー。一人でやらなきゃいけないから、分からないことは、アレコレ聞いとかないと。編集者とかマネージャーとかは、いないのだw
*追記
投稿後に、驚愕の事実判明。"limiting flights but travel agents..." という一節は「日本からの便を予約できるエアライン及び旅行代理店が、現地では極めてlimitingであるということらしい。外貨だ、外貨問題。さっすがベネズエラ。てか一つも見つかってないらしい。数日中に解決するレベルじゃないよね、これ?珍しい話じゃないらしいんですけどねー。普通のことなのか、やばいことなのか、その辺の度合い、日本人には分からない。^^;
で、最後の手段「last shot」で日本大使館と話してみるとか…。今からって無理ポくね?もし見つかっても、すごい高くて、すごい不便な乗り継ぎになんじゃね?でも日本大使館の援助でベネズエラ入りしたら、すごいね。(あとね、開催日の情報も混乱しているみたいなんだよね~こっちは確認したけれど)
健闘を祈る。チケット出れば絶対行くから。
2013年9月7日土曜日
2013年9月5日木曜日
なくし物
今日は渋谷で大冒険したですよ。「無くし物」関係で。参った~。何歳になっても進歩がないというか、最近歳のせいで記憶力が悪くなって、「どこでなにをどうしたのか」思い出せなくってねえ...-.-;;
以下FB投稿より
今日、渋谷でちょっと時間あったんで文化村でマジック・マイク観た(それしか時間が合わなかった)。すげーガラガラの映画館で、前に誰もいない状態で鑑賞後、渋谷駅でスイカがないことに気がついた。
鍵と名刺とスイカが切れた時用のお金が2000円入っている。ル・シネマに電話して探してもらったけど無いという。東急とJRで見てもらってもなくて、警察行っても届いてなくて遺失物届けを書いた。
カバンに入れたつもりだったけど、だったら映画館以外で落とせるわけがない。オシリのポッケに入れてあったとすれば、すられた可能性が高い。スられたとすると...
鍵に名刺(住所)付きだからなー、鍵を新しくしなきゃダメかなー、名刺と鍵を一緒にしといたら危ないなー、幾らの出費だよーとげっそりしながら家に帰ってきたら、映画館から電話。
「名刺が入っていたので、電話しました」 ...さっき無いって言われたんですよ~、7時頃電話した客ですよ~...その辺の情報は伝わっていなかったみたい。
とにかく、取りに行かなくてはならない。...大統領の料理人でも観るか...?
2013年9月4日水曜日
2013年9月2日月曜日
ビデオを撮りました
昨日中野にある学校に行く用事があったわけなんですけど、何ですかこの異様な暑さは!バッチリ猛暑日!{最近涼しくなってきたのにねえ」「秋らしくなっていたのにねえ」話題はそんなんばっかし。
授業とかではなく、教室を借りて、学校とは関係ないDebittoinJapan(スペイン)ってとこのインタビュー受けるためでした。まあ、学校のPRにもなるし、いいじゃん的な。(PRしても受け入れ体制で来てないんだけども。前もフランスのポッドキャストでインタビュー受けて学校のこと出してもらったけど、興味があっても受け入れてないから駄目じゃん)
デビ君はビデオインタビューを取りたい、というので、それじゃ次いでにDrawing Videoも撮ってよ、といったら、面白いからやりましょうっってことに。完成した絵はDebittoinJapanのファンの皆さんへのプレゼントにしましょ、ってことで決定。
インタビュアーデビ君とMカメラマンン
まあプレセントだからウェディングピーチがいいでしょー...ゴメン失敗。カメラ二台と野郎二人にジーっと見られて描くのは格別でした(笑) でもFBに投稿したら「いいね」が沢山付いた。もっと「いい絵」があるでしょ~もんに(ピーちゃん限定にしたって)、と思うが、欧米人には違うものが見えているのかも知らん。
プレゼントにしようと思いついたのが当日だったので、仕上げ画材を持参せず。
(ホワイト、トーン)残りは宿題となりました。
当初もうちょっと凝った絵を描くつもりだったので、少々時間があまりまして、手なんか描いてみた。チュートリアルだったら「こういうところは、気をつけて…」みたいな解説がはいるんだろうけど、取り敢えずさくさく描いただけ。その辺は次回があったら、また考える。
サインをしてくれろと言われたから、したけど、どうするんだろうか、これ…。
2013年9月1日日曜日
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