セミが阿鼻叫喚する日本の夏は、ヨーロッパ人にとっては驚きらしい。
地域にもよるだろうが(南の方にはセミいるよね)、去年ウィーンから
ちょうど今頃、コミケの時期に来た友人は、その大音響に驚いていた。
「これCicadaでしょ、凄いね、こんなの初めて」
セミを英語でCicadaというの、初めて知った夏でもあった
いま、漫画学校に来ているフランス人生徒さんのCちゃんも、やっぱりセミの
鳴き声にはびっくりしたらしい。
「でもフランスにはセミいるよね、だってファーブル昆虫記で読んだもの」
といったら、「なにそれ?」と言われた。
セミは(南の方に)いる、という話だが、ファーブルは知らないそうだ。
ファーブルってのは日本発音だから、本物とはかけ離れていて分からないのかな、
と思って、昆虫の研究した人で、日本ではその本がとても良く読まれていて...(昆虫記って
なんていうんだ?)つっかえつっかえ説明したが、結局「?」で終わってしまった
私の英語がへっぽこ過ぎて通じなかったのかなと思ったけれど、あとでWiki見たら、
ほとんどのフランス人はファーブルが何者であるかを知らない、とも言われている
へー。
うーん。日本だったら、「ふんころがし」の話は大体の人が読んだことある位
ポピュラーだと思うんだけどな、今でも。この前やったコミック版世界の伝記シリーズにも
「ファーブル」ラインアップされてたし。
日本スゴイ、日本大好き、日本語の発音ってカワイイ~(Cちゃんが言うと、
キャワイイになる。カワイイw)なのに、母国の学者が日本ですごく愛されているのを知らないっていうのもなーふーん、とか思った。
彼女が大好きなマンガ家さんの中にだって愛読者いると思うのだよねえ。
私なんかは子供の頃夢中になって読んで、図書館にある分は全部読んで、
ファーブルの伝記まで読んでしまったほど好きだった。
伝記ジャンルは毛嫌いしていたのに、だ。
また読んでみようかな。図書館で読んだ本だから手元にはないんだが...
ちなみに私が担当したのはマザー・テレサでした^^; 宣伝。
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