2014年7月6日日曜日

Moon&Blood限定ドイツ語版

ほぼ編集終了しました。自分で編集だから、まさしく私家版。

前回4月、ミュンヘンで開催されたAminucというイベントにゲスト出演したときに、Moon&Bloodの英語版ペーパーバックを持ち込んでみたんです。英語だからどうかな、と思ったのですが、初日に殆ど完売したんですね。15冊×4だけでしたけど。入り口の目立つところにテーブル設置してくれたこともあったんでしょう。
Limited German Edition by Nao Yazawa

その前、アメリカのイベントMTACで売った時に比べたらダンチの手ごたえ。手際の悪さもあったのだけれど(広報その他。MTACでは、売っている事を告知していなかったし、場所も、急遽ディーラーズルームにしつらえてもらった、分かりにくいところだったりで)、なんといってもドイツの方が知名度高いって事があるんだと思う、私は。

DMPはやおいとハーレクインメイン(とHENTAI)の出版社だから読者層の問題もあるし、規模からいってもね、なかなか。ウェディングピーチのアニメも、北米ではDVDだけでオンエアは無かったみたいだし。いいかげんドイツ話す努力をしてもいいくらい…いやそれはむりごめん

だから、来る8月29-31日、ウィーンのアニメイベントAniNite参加(12年に呼んでもらったばっかりなんですが、また行く。癒着だごめんw)するんで、そこでも売りたいから本送って欲しい、と版元に連絡したら、オフィスにはもう在庫ないのだそうだ。流通には少し残っているはずだけど、かき集めるのは難しいと。

流通から回収してもしょうがないでしょう。そっちはそっちで売って欲しいし。で、再販は無理ぽ。

ん?版元にないなら、自分で作ったってよくね?電子書籍のドイツ語版がリリースされているから、そのデータ提供してもらって、同人誌方式で「ドイツ語版印刷書籍」つくっちゃえばいいじゃん?サイン会の時とか、本とかあると彩りでいいし。

長く生きてると、色々ずうずうしく自分で動くようになるんである。お伺いを立てたら、条件付でOKがでました。

1 DMGの名前で出す。
(DMPの下の、ファンサブを利用したような電子書籍専門レーベル。ドイツ語版はここから出てる)

2 部数は100以下の限定版にすること

3 うち10冊はDMPに見本誌として献本する事。

「この企画、プロモ的にいけるかどうか試してみようぜ」な意図があるらしい。お互いメリットがあるからやりましょうって事ね。(しかしだな、電子書籍、DMP直接運営のドル売りサイトでは3ドルなんだけど、ドイツのAmazonでは7.5ユーロもするのだ。(英語版はドイツアマゾンで2.68ユーロ)…

高い高い高い!書籍コミックスの1/3程度のボリュームで同じくらいの値段。これは高い!DMPのサイトからは3ドルで買えるけど、英語のサイトだから、英語に自信が無い人は二の足踏むだろう。状況は厳しいよ。
表紙。出版社から提供されたプロダクションファイル(表紙画像)、解像度はOKだったんだが、
ping画像で、その上発色も悪かったので、ロゴ部分を抽出して元画像データに合わせて合成しました。
久しぶりに、フォトショのフォトショらしい機能をつかいましたよ(笑)

さて、許可は出たけど、私が普段使っている印刷所で作るとなると、ウィーンまで送らなきゃならない。船便で1.5万、SALの特別郵袋印刷物で2.5万くらい、30キロリミット。今から印刷して船で送ったら多分間に合わない。印刷代は早割り使って8万くらいで出来るんだが、送料で無意味にコストが高くなる…。現地の友達と相談の上、結局ウィーンで印刷する事に。勝手知ったる日本の印刷屋じゃないから、どんなものになるのか想像つかないが、友人に託してたのむ。

彼女らも同人誌畑とか出版社畑の人間じゃないから、細かい注文の仕方は分からないだろうが…とりあえず手持ちのMangaを見本で持ち込むそうだ。右綴じが出来る、という事だけは確認した(ここ大事。なんせ一般的には右綴じない所だから)
限定版だから通し番号つけてみた。
昔ドイツで真空地帯のLimited Edition(500部)出したとき、こんなだったので。

DMGの名前で出すんだから、レタリングとか文字グラフィックとか、使えるものは全部使おうと思っていた。提供される画像は印刷用にそのまま使えるものではないにしても、噴出し内の文字だけ抽出した画像を作って、元の原画データに貼り付けたりてことは可能じゃないかと。文字なら多少劣化していても、まあ読めればいいじゃん。

しかしながら、これは無理だった。ていうか、なぜか巻数によってファイル解像度その他が違うんだな。違うプロダクションに電子書籍製作を依頼したっていうことなのかな、と推測。v1とv4は解像度高くてPing画像だったのだ。これは使えそうだったので迷ったのだが、結局全部やっちゃった。

翻訳者からワードでデータをもらって、出版社から来た画像を参考にしながら(校正で変わった部分とか、改行箇所とか)コピペを繰り返し、描き文字用のフォントを選び…

最初はあれこれ凝らないで、オリジナル版(?)に殉ずればいいや、と思っていたんだけど、結局文字入しながら、あれこれ変えはじめてしまったという…作者希望のレタリングっていうかな。ただ、印刷時にどう見えるか(バランス的に)は、アルファベットだとイメージできないので、フォントの大きさには自信がない。あと、元のフォントに似たものを選んだけど、うーん?な感じ。
このAR CHRISTYてフォントはよく使った。「文字データのラスタライズ=>変形」まで
手を出すのはやめよう、と思っていたのだけど、結局やってしまった例。

ここはオリジナルと同じ、手描き文字。翻訳版の場合はイラストレーターとかで
文字を変形させたデザインが使われて、こういうのは無い(少なくとも、見たことない)

これは、こっちが勝手にやることなので、完全に無報酬、利益を出そうとは思っていないけど、DMPへの献本送料も含めて、持ち出しにはならないように…そこには線を引きたいと思っている。だからある程度売れてくれないと困る。この前は、英語版でありながら、小さなイベントでありながら、結構早くなくなったけれど…さて今回はどうだろう。

しかしね、意味の分からない言葉を貼り付けてると混乱するね。自分の書いた台詞だから、うっすら分かるんだけどもね…^^;